■板部品の切り出し

ブレードやテールベーン、それから本体に使用する板の部品の切り出し方について説明します。
ブレードステム等と同様に、これらは加工の一例ですので別の方法で加工していただいてもOKです。

型紙 まずは型紙を作りますので、図面を原寸大で印刷します。
『原寸大図面と部品リストのダウンロード』
貼り付けた型紙 印刷した図面を、スプレーのりなどで厚紙に貼りつけて、
切り出した型紙 正確に切り出します。ブレード以外の部品のは1枚しか作りませんので、面倒ならば厚紙に貼りつけずに、そのまま型紙として使用することも可能です。
形を写し取る それぞれの材料に型紙を使って、輪郭線を写し取ります。
穴の位置を写す 穴をあける位置は、ピンなどで印を付けます。
本体の写し取り 本体部品を写し取ります。材料に無駄が出ない様に、また、ノコギリでの切り出しやすさも考慮して配置してください。
ブレードの写し取り ブレードは、長さ900ミリの合板からちょうど8枚切り出せるサイズになっています。あらかじめ8等分になるように線を引いておくと、「写し取ってみたら足りなかった。」なんてことにならずに済みますね。
(一枚当たりの幅は900÷8=112.5ミリです)
粗く切り出す 輪郭を細かく切り出す前に、扱いやすい大きさに荒取りします。
粗取り完了 で、荒取完了
切断1 本体Aと本体Bの一部は直線なので、普通の工作用ノコギリで切断します。面倒でもしっかりとクランプするときれいに切り出せます。
切断2 ブレードを切り出します。これは曲線ですので糸ノコを使用します。同様にその他の曲線も切り出します。
ちなみに画像の糸ノコは100円ショップで買ったものです。ノコ刃は別売りでしたが^^;
ハブの中心に穴あけ ハブの穴はあらかじめドリルで、糸ノコの刃を入れる穴をあけます。
ハブの大穴の加工 上であけた穴から刃を入れて、穴をくりぬきます。
穴をあける工具 参考までに、大きな穴を開けるのに便利な工具を紹介します。上段は、替え刃式の「ホールソー」。穴の大きさも少々いい加減だし切り口もキレイではありませんが、とても安価です(これは500円でした)。下段左は「自在錐」。好きな大きさの穴が開けられますし、精度も切り口もやり方次第ですが、少々高価です(4000円ぐらい)。下段左は紙から円を切り出すカッターですが、刃が丈夫なので6ミリ厚ぐらいの合板なら割合きれいに切り出せます(値段は忘れました^^;)。
本体に穴あけ 材料が切り出せたら、必要な穴をあけていきます。本体Aのφ8ミリの穴は、『棒部品の工作』と同様に、裏表両面からあけましょう。
ペーパーがけ 全体をペーパーがけします。切り口など、ボロきれやスポンジなど柔らかいものにペーパーを巻きつけてこすると、ムラなくきれいに仕上げることが出来ます。
ハブの穴のペーパーがけ ハブの穴がいびつになってしまった場合は、ペーパーを巻きつけた空き缶などを使用して修正しましょう。ただ、この穴の形は性能には影響がありませんのでそれほど気にする必要はありませんが。
板材完成 これで、板部品の切り出しは終了です。



■最初のページに戻る


【免責事項】当サイトでは、実際に製作・運用した情報を掲載していますが、その内容を保障するものではありません。何らかの事故や損害が起き、それがひまわり型発電機の設計や工作方法などに起因している場合でも、当方では一切責任を負うことが出来ません。当サイトの情報をご活用いただく場合は、ご自分で十分に吟味・検討し自己責任で行うようにしてください。よろしくお願いします。

・その他の吉田のページ